諏訪川橋

 諏訪川橋は、福岡県大牟田市を起点とし佐賀県鹿島市に至る約55kmの有明海沿岸道路の一部をなし、大牟田市内を流れる諏訪川を横過するニールセンローゼ橋(バスケットハンドル型)です。

 本橋梁は、終点側に位置する健昭橋(ニールセンローゼ橋、橋長201.0m)と共に地域のシンボル的な存在であり、平成23年6月に完成し翌年の平成24年1月に供用を開始(三池港IC~大牟田IC)しました。

 特徴としては、橋梁区間にR=2,000mの平面曲線が入っており、橋梁形式上の制約から道路幅員19.5mに対し補剛桁幅を29.0mと広くする必要があり、アーチ部材にバスケットハンドル式(頂部のアーチ部材間隔を狭めたもの)を採用することによりストラット重量を軽減しました。

架設は、ケーブルクレーンと斜吊りを併用したケーブルエレクション斜吊工法を採用しており、この橋梁形式では国内最大級の設備となりました。

橋梁概要

路線名有明海沿岸道路
所在地福岡県大牟田市西港町~岬町地内
橋長210.0m
構造形式鋼単純ニールセンローゼ橋(バスケットハンドル型)
設計荷重B活荷重
支間長207.7m

所在地