豊田ほたる大橋・豊田ほたる橋

 一般国道435号は、山口市を起点として、下関市豊北町に至る重要な幹線道路です。

 しかしながら、山口県美祢市から下関市豊田町の区間は、現道の幅員が狭く、線形も悪いことなどから、これらの課題を解消し、地域住民の安心・安全の確保を図るため、トンネル1本と橋梁7本からなる約5.4kmバイパスとして整備を進め、平成29年12月に供用しました。

 このうち、「豊田ほたる大橋・豊田ほたる橋」は、PC2径間連続ラーメン箱桁橋+PC単純コンポ桁橋からなる橋長155mの橋梁で、上部工は張出架設工法及び、架設桁架設工法を採用しました。

 また、橋脚の施工では、斜面の掘削範囲の抑制、工事費の低減等を図るため、竹割り土留め工法を山口県工事として初めて採用しました。

 当該バイパスの供用により、下関市北部の水産拠点である特牛(こっとい)港や、山口県有数の観光スポットである角島・角島大橋へのアクセス性の向上が図られ、産業・観光の振興や地域の活性化に大きく寄与しています。

橋梁概要

路線名国道435号
所在地山口県下関市豊田町大字矢田
橋長155m(110m+45m)
構造形式PC2径間連続ラーメン箱桁橋+PC単純コンポ桁橋
設計荷重B活荷重
支間長54.05m+54.25m+43.6m

所在地