本庄橋

 主要地方道高鍋高岡線は高鍋町を起点とし、西都市、国富町を経由して宮崎市高岡町に至る幹線道路であり、第1次緊急輸送道路に指定される重要路線であります。

 国富町を流れる一級河川本庄川を渡河する旧本庄橋は昭和33年の架橋(橋令62年)であり、主桁の鉄筋露出や桁端部などの劣化が著しく進行していることから架替えを行うこととしました。

 新橋は片持張出架設のPC箱桁であることや5基ある下部工全てにニューマチックケーソン基礎を採用するなど構造的にも難易度が高い工事でしたが、平成26年度から下部工に着手し令和2年9月に供用開始することができました。

 今回の架替えにより耐震化が図られたほか、通学路でもあることから2車線に両側歩道を確保した幅員14.5mとし、旧橋に比べ車道幅が約1.5m広くなったことにより大型車通行の際の安全性も大きく向上しました。

※写真提供:宮崎県

橋梁概要

路線名主要地方道 高鍋高岡線
所在地宮崎県東諸県郡国富町大字本庄
橋長224.0m
構造形式PC4径間連続箱桁
設計荷重B活荷重
支間長55.0m+56.8m+56.2m+53.8m

所在地

※九州橋梁・構造工学研究会会報 第12号発行時(令和3年3月)の情報です。