丸バエ川橋は、北九州市を起点とし、大分、宮崎、鹿児島各県を結び鹿児島市に至る東九州自動車道(延長約436km)の門川IC日向~ICに位置する橋長251.7mの橋梁です。
本橋梁は、上部工形式に門川ICランプを跨ぐA1~P1間を鋼2主鈑桁(支間長49m)、その他のP1~A2間の6径間をPRC2主版桁(標準支間長約33m)とした7径間連続鋼・コンクリート混合桁橋を採用し、走行性や耐震性、維持管理性の向上を図っています。また、鋼桁部は、ランプ部を横過することから塗替えサイクルの延命化を図るため防食性の高いアルミニウム・マグネシウム合金プラズマ溶射工法を用いた金属溶射を採用しています。
鋼とコンクリートの接合部は、中詰コンクリート後面支圧板方式のマルチセル構造であり、PRC桁は2主版桁から箱桁に断面変化を行い鋼桁と接合しています。
添接部の金属溶射の施工においては、本施工前に継手性能確認試験、溶射困難箇所確認試験などを実施し、その結果を本施工に反映させています。
橋梁概要
路線名 | 東九州自動車道 |
所在地 | 宮崎県臼杵群門川町 |
橋長 | 251.7m |
構造形式 | 7径間連続鋼・コンクリート混合桁橋 |
設計荷重 | B活荷重 |
支間長 | 最大49m |