
NEXCO西日本が管理する許田高架橋(上り線)は沖縄自動車道の北端に位置し、国道58号から許田ICに接続する橋梁であり、沖縄北部地域と南部地域を繋ぐ重要な役割を担っています。
本橋は昭和50年に供用開始し、RC床版において劣化が進行したため、令和4年1月~4月により耐久性の高いプレキャストPC床版に取替えを行いました。
本現場では、プレキャストPC床版の架設にあたり国道58号が並走しており、新設床版をクレーンにて旋回させ架設することが不可能だったため、全断面床版架設機を用いて施工を行いました。
また、工事期間中上り線の通行を確保するため下り線の2車線を活用し、昼夜連続対面通行規制を行い両方向の通行を確保したのち施工を行いました。
NEXCO西日本では、本橋を含む高速道路リニューアルプロジェクトを実施しております。交通規制に伴う社会的な影響をできる限り軽減するための工夫を継続的に行い、お客様への安全・安心な走行確保に尽力します。


※写真提供:西日本高速道路(株)九州支社
橋梁概要
路線名 | E58 沖縄自動車道 |
所在地 | 沖縄県名護市許田手水原 |
橋長 | 449.5m |
構造形式 | 鋼(3+3+3+4径間)連続非合成鈑桁橋 |
設計荷重 | B活荷重 |
支間長 | 最大42.04m |