
1級市道千代今宿線は福岡市博多区千代と西区今宿までを結ぶ幹線道路であり、福岡市の中心地域から西部地域を繋ぐ重要な役割を担う二級河川の名柄川上に架かる橋梁になります。本橋梁は、福岡県の地域防災計画に位置付けられた第1次緊急輸送道路上にあるものの、現行の耐震基準を満たしていないことや、1964年(昭和39年)の架設から50年以上が経過しており老朽化が進んでいることから、架替工事を実施する事となりました。
2014年(平成26年)に用地測量に着手後、仮橋を設置した上で本橋の架替工事に着手し、2022年(令和4年)に本橋の工事が完了しました。
本橋の完成時には記念式典を開催し、地域の皆さまより喜びの言葉を頂きました。今回の架替えにより耐震化が図られ、第一次緊急輸送道路としての信頼性も確保されます。福岡市では市民の安全・安心な生活のため、今後とも橋梁耐震化の取り組みを進めてまいります。

※写真提供:福岡市
橋梁概要
路線名 | 1級市道千代今宿線 |
所在地 | 福岡市西区姪の浜5丁目地内 |
橋長 | 26.5m |
構造形式 | 1径間(PCバイプレストレッシング中空床版橋) |
設計荷重 | B活荷重 |
支間長 | 15.0m |