花園高架1号橋

 熊本西環状道路は、熊本市南区砂原町と北区下硯川町までを結ぶ延長約12㎞の道路で、6箇所のインターチェンジから出入りを行う自動車専用道路です。平成29年3月に下硯川IC~花園IC間約4.1㎞が開通し、現在は花園IC~池上IC間約4.6㎞の令和7年度中開通を目標に工事を行っています。さらに、池上IC~砂原IC間約3.8㎞は令和4年度に事業化され現在、調査・設計を行っています。

 この橋梁は、土工部とトンネルの間に架かる橋長300mのPC橋です。下部工形式は逆T式橋台・矩形柱張出し式橋脚、基礎形式は深礎杭・場所打ち杭です。上部工形式は8径間ポストテンション方式PC連結コンポ橋であり架設桁架設工法で施工しました。

 下硯川IC~花園IC間の開通により、交通混雑の緩和・移動時間の短縮・商業活動支援・安心安全の向上・救急医療活動支援・防災性の向上などの効果が得られています。今後は、花園IC~池上IC間・池上IC~砂原IC間の延伸による、さらなる効果が期待されます。

※写真提供:熊本市

橋梁概要

路線名熊本西環状道路一般県道砂原四方寄線
所在地熊本市西区花園7丁目地内
橋長300.0m
構造形式8径間ポストテンション方式PC連結コンポ橋
設計荷重B活荷重
支間長最大36.5m

所在地