栗野橋

 一般国道191号は、山口県日本海側の下関市、長門市、萩市、阿武町の各都市を経由しながら島根県まで続き、山口県地域防災計画に位置付けられた第1次緊急輸送道路です。また、下関市北部における生活道路であるとともに、山陰道から県内有数の観光スポットである角島大橋等の各拠点へのアクセス道路として物流及び観光を支える重要な道路です。

 本路線の北西部、山口県下関市豊北町に位置し、二級河川粟野川を渡河する「粟野橋」は、1957年(昭和32年)の架橋から60年以上が経過した橋梁です。塩害等の影響から支承部において著しい損傷が確認されるなど、定期点検において健全性区分Ⅲ(早期措置段階)と診断されたため、「補修・補強を行い継続利用する案」と「橋梁を架け替える案」について、LCC(ライフサイクルコスト)比較を行った結果、架け替えを実施することとしました。

 今回の架け替えにより、耐震化が図られ、第1次緊急輸送道路としての信頼性も確保されますので、一日も早い完成に向け、施工を進めています。

 山口県ではこれからも、「日本一の安心インフラやまぐちの実現」に向け、取組みを進めてまいります。

※写真提供:山口県

橋梁概要

路線名一般国道191号
所在地山口県下関市豊北町大字粟野
橋長111.0m
構造形式鋼2径間連続非合成箱桁橋
設計荷重B活荷重
支間長最大65.2m

所在地