
小郡萩道路は、県央の交通拠点である山口市小郡、県の主要観光地である秋吉台、山陰の中心都市である萩市を結び、中国縦貫自動車道等を連結することにより高規格道路ネットワークを形成する、延長約30kmの地域高規格道路です。
平成23年に暫定2車線にて中国縦貫自動車道美祢東JCT~絵堂IC間の約13kmを供用開始したところであり、引き続き絵堂IC~山陰道萩IC間の約15kmについて、一般国道490号絵堂萩道路として平成26年度から事業を推進しています。このうち約9kmについては別線バイパスの自動車専用道路として、約6kmについては現道を活用することとして整備をしています。
当該道路には14橋の橋梁を計画しており、この「第一横瀬橋」は急峻な山地の沢部を跨ぐ延長84mの鋼2径間連続非合成鈑桁橋で、上部工はトラッククレーンベント工法により架設を行いました。
当該橋梁は縦断勾配4%の長い上り勾配の区間に位置していることから、車線構成としては片側1車線の車道に加え上り車線には付加追越車線を有しています。
引き続き他の橋梁やトンネルの整備を推進し、当該道路を供用させることで県央部と山陰地域の交流促進、空港や新幹線駅などの広域交通拠点との連携強化、観光ネットワークの形成が図られ、産業・観光の振興や地域の活性化に大きく寄与すること期待しています。


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橋梁概要
路線名 | 一般国道490号絵堂萩道路 |
所在地 | 山口県萩市大字明木 |
橋長 | 84.0m |
構造形式 | 鋼2径間連続非合成鈑桁橋 |
設計荷重 | B活荷重 |
支間長 | 最大41.0m |