左底高架橋

 一般県道奥ノ平時津線(時津工区)は、長崎市と佐世保市を1時間以内で結ぶことを目指して整備を進めている高規格道路「西彼杵道路」の一部区間です。並行する一般国道206号は交通混雑が著しく交通事故も多発しており、当工区の整備により渋滞緩和を図ることで交通事故減少や物流機能強化などが期待されています。

 「左底(さそこ)高架橋」は、橋長108.8m、幅員7.0(12.0)m、最大支間長41.8mからなる鋼3径間連続非合成鈑桁橋です。

 本橋の架設はトラッククレーン・ベント架設により実施しており、架橋地点上空に高圧線があるためレーザーによる警報監視システムを用いて上空の状況を把握しながら安全に施工することに努めました。また、隣接する町道の交通量が多いことから一般交通の影響を最小限に抑えるため、全面通行止めによる夜間施工を行ないました。

 本橋は令和3年10月末に床版工まで完了しており、令和4年度の供用に向けて橋面及び周辺の道路整備を進めています。

※写真提供:

橋梁概要

路線名「西彼杵道路」一般県道奥ノ平時津線(時津工区)
所在地長崎県西彼杵郡時津町左底郷
橋長108.8m
構造形式鋼3径間連続非合成鈑桁
設計荷重B活荷重
支間長最大41.8m

所在地