大隈高架橋(仮称)

『大隈高架橋(仮称)』は、主要地方道筑紫野古賀線で整備を進めているJR篠栗線、二級河川多々良川水系多々良川、一般県道福岡篠栗線等を越える高架橋です。

「筑紫野古賀線」は筑紫野市を起点として糟屋郡を経由し、終点の古賀市に至る延長約33㎞の幹線道路です。また、一般国道3号と共に県下における南北方向の広域的な道路ネットワークを形成し、地域経済や住民生活を支えるうえで大きな役割を担う路線です。

本事業箇所は福岡ICに近く、沿線地域は福岡都市圏のベッドタウンとして宅地化が進んでおり、特に一般県道福岡篠栗線との交差箇所である「門松交差点」は福岡県交通渋滞対策協議会において主要渋滞箇所に指定されるなど、交通混雑の緩和が喫緊の課題となっていました。一般県道福岡篠栗線を高架する本橋梁を含めたバイパスの整備により、門松交差点の交通混雑の緩和と広域的な道路ネットワークの機能強化が図られます。

『大隈高架橋(仮称)』は、橋長は676.1mで下部工は26基、上部工は7つの形式に分かれた連続橋です。本橋梁は鉄道や道路、河川、水路など多くの物件を高架しており、施工時の条件整理など関係機関との協議に注力し建設を進めてきました。特にマンション等の住居に隣接していることから、防音シートなどの騒音対策に留意しながら施工を進めました。

橋梁本体は令和3年2月に完成しており、早期の開通に向けに向けて橋面及び周辺の整備を進めているところです。

※写真提供:

橋梁概要

路線名主要地方道 筑紫野古賀線
所在地福岡県糟屋郡須惠町~粕屋町
橋長676.1m
構造形式PC4径間連結プレテンT桁+PC4径間連結プレテンT桁+PC4径間連結ポステン少主桁+
PC4径間連結プレテンT桁+PC5径間連結プレテンT桁+PC2径間連結ポステン少主桁+
PC2径間連結ポステン少主桁
設計荷重B活荷重
支間長最大45.0m

所在地