新大間池橋

 主要地方道筑紫野古賀線は、筑紫野市を起点として国道201号・国道3号と接続し、古賀市に至る延長約33kmの幹線道路です。並行する九州縦貫自動車道・国道3号とともに福岡・久留米都市圏相互を連絡する広域的なネットワークを形成し、地域経済や住民生活を支える上で大きな役割を担う重要な路線です。現在、福岡県では全線にわたり4車線化を計画しており、本橋が架かる「須恵・粕屋2工区」を含め5箇所で事業を進めています。

 新大間池に架かる「新大間池橋」は、主要渋滞箇所に指定されている「門松交差点」の渋滞解消を目的としたバイパス整備の一環で新設した橋梁であり、橋長175.0mのPC3径間連続箱桁橋です。新大間池の中に設置される2基の橋脚は地盤面から支持地盤まで深度が3m程と比較的浅いことから、PCウェルを用いた門型橋脚としています。また、上部工は上空に高圧線があるため、送り出し架設工法で架設を行いました。

 本橋については2017年(平成29年)3月に完成しており、バイパスは2023年(令和5年)4月に供用開始しました。今回の供用開始により渋滞が解消し、円滑な通行が確保されています。今後、地域間の連携や産業・経済の発展などの地域活性化に大きく寄与することが期待されています。

※写真提供:福岡県

橋梁概要

路線名主要地方道 筑紫野古賀線
所在地福岡県糟屋郡須惠町~粕屋町
橋長175.0m
構造形式PC3径間連続箱桁橋
設計荷重B活荷重
支間長最大58.7m

所在地