
1級市道奈多香椎浜線は福岡市東区大字奈多を起点とし、博多湾において埋め立て整備が進められている人工島「アイランドシティ」の中心部を通っている幹線道路であり、第2次緊急輸送道路に指定される重要路線であります。
本路線のうち、博多湾上に位置するところに架設されている「海の中道大橋」は福岡市が管理する道路橋約2,000橋の中で最も橋長が長い橋梁となっており、平成26年3月に竣工しました。
構造形式は、海と空の広がりを重視し橋が自然味あふれる風景を覆ってしまわないように配慮するとともに、21世紀を感じさせる新しいまち「アイランドシティ」のシンボルとしての役割を担えるよう中央径間に鋼バランスドアーチ、側径間にPC桁を採用し、シンプルでのびやかな形状をしております。
本橋梁は幹線道路ネットワークの一部として、将来の福岡市の成長を牽引する新たな拠点「アイランドシティ」の交通需要増加への対応や本市の観光地である志賀島や国営海の中道海浜公園、雁ノ巣レクリエーションセンター等のレジャー施設へのアクセス道路の役割を担うなど、本市東部地区の交通体系の確立に寄与しております。
※写真提供:福岡市
橋梁概要
路線名 | 1級市道 奈多香椎浜線 |
所在地 | 福岡県福岡市東区大字奈多地内 |
橋長 | 750.0m |
構造形式 | 3径間連続鋼床版バランスドアーチ橋+3径間連続PC箱桁橋+4径間連続PC中空床板橋 |
設計荷重 | B活荷重 |
支間長 | 最大140.0m |