
主要地方道北方北郷線は、延岡市北方町を起点とし美郷町北郷に至る幹線道路であり、第1次緊急輸送道路に指定される重要路線であります。
宮崎県、大分県、熊本県を流れる一級河川五ヶ瀬川を渡河する旧川水流橋は昭和42年の架橋であり、主桁や桁端部などの劣化が著しく進行していることから架替えを行うこととしました。
川水流橋は令和元年度から下部工に着手し、令和4年12月に供用開始しました。本橋梁の下部工6基の内2基はニューマチックケーソン基礎ですが、当初想定してない中硬岩が一部に出現し発破掘削が必要となるなど難易度の高い工事でした。
今回の架替えにより耐震化が図られたほか、通学路でもあることから2車線に歩道を確保した幅員9.0mとし、旧橋幅員4.5mに比べ車同士のすれ違いが可能となるなど、緊急輸送道路としての機能向上および安全安心な交通の確保に大きく寄与するものと期待されます。
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橋梁概要
路線名 | 主要地方道北方北郷線 |
所在地 | 宮崎県延岡市北方町大字卯 |
橋長 | 273.4m |
構造形式 | 鋼5径間連続非合成箱桁橋 |
設計荷重 | B活荷重 |
支間長 | 60.6m+60.0m+54.5m+51.2m+45.0m |