春の町ランプ橋(仮称)

 国道3号黒崎バイパスは、福岡県北九州市八幡東区西本町から同市八幡西区陣原を結ぶ延長5.8kmの片側2車線の自動車専用道路です。平成3年度から事業着手し、平成20年10月に黒崎北ランプ~陣原ランプ(2.9km)が部分供用した後、数度の部分供用を経て、平成24年9月に北九州都市高速道路と接続し5.2kmが供用したことで、北九州市内の自動車専用道路ネットワークの一部としても機能しており、沿道地域への企業立地の進展など地域産業の活性化を促進しています。

 起点側で国道3号に接続する春の町ランプでは、春の町ランプ橋(国道高架部L=290.5m、JR部(オンランプL=267m、オフランプL=329m))により国道3号、JR鹿児島本線、北九州都市高速道路を跨いでいます。JR上の架設は桁長さ約100m、重量400t超の桁となり日本に数台しかない3,000t級クレーンを使用して架設しており、JR上空を長大スパンの桁をクレーンで架設する方法は非常に珍しく綿密な計画と確実な施工が要求されました。本橋は桁部分の施工は完了しており、開通に向けて橋面工の施工を進めています。

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橋梁概要

路線名国道3号黒崎バイパス
所在地福岡県北九州市八幡東区西本町~東田
橋長【オンランプ】557.5m(125.5m+165m+267m)
【オフランプ】619.5m(125.5m+165m+329m)
構造形式【オンランプ】:鋼3径間連続非合成箱桁+PC5径間連結ポストテンション方式T桁+鋼4径間連続鋼床版箱桁
【オフランプ】:鋼3径間連続非合成箱桁+PC5径間連結ポストテンション方式T桁+鋼5径間連続鋼床版箱桁
設計荷重B活荷重
支間長【オンランプ】最大59.5m、最大36.0m、最大99.0m
【オフランプ】最大59.5m、最大36.0m、最大81.0m

所在地