
平松城橋は、都城志布志道路の事業区間(末吉道路)で整備した橋長114.5mの鋼単純鋼床版箱桁橋です。
都城志布志道路は宮崎県都城市と鹿児島県志布志市を結ぶ約44kmの地域高規格道路で、九州縦貫道都城ICと重要港湾志布志港を直結して物流の効率化を図るとともに、広域交通ネットワークによる地域間交流・連携の促進等を目的として整備しています。鹿児島県内の区間約22kmのうち約12kmの区間は既に供用しており、現在残りの区間の整備を進めているところです。
平松城橋は一級河川大淀川を横断する曲線橋で、下部工の位置に制約があったことから単純鋼箱桁橋を採用しました。支間長112.3mは単純箱桁橋としては国内最長級となります。工事はクローラクレーンベント工法により工場で製作した桁を分割して運搬し、最大550t吊のクローラクレーンを2基用いて架設作業をおこない、令和元年9月に完成したところです。
今後も残りの工事を進め、一日も早い全線供用を目指します。

※写真提供:
橋梁概要
路線名 | 都城志布志道路 |
所在地 | 鹿児島県曽於市末吉町南之郷地内 |
橋長 | 114.5m |
構造形式 | 鋼単純鋼床版箱桁橋 |
設計荷重 | B活荷重 |
支間長 | 最大112.3m |